ストコフスキーによるパルシファルとワルキューレの抜粋編曲
2022年 02月 18日
ワーグナーの音楽は偉大だと思うが、本音では大好きというほどではなく、いつも聴いているわけではない。同じことがストコフスキーの芸風にも言える。音楽を楽しくわかりやすく聴かせようという意欲は類を見ないが、たまに聴く程度。この両者を掛け合わせた音源だが、予想外に良好だ。ストコフスキーの得体の知れない編曲版だと思うとゲテモノ感が強いのだが、編曲はセンス良く、抵抗なく楽しめる。要はストコフスキーの切り口でパルシファルとワルキューレを料理した音源なのだ。
加えて録音もいい。エベレスト・レーベルの面目躍如で、ステレオ初期とは思えない高音質。ずいぶん前に入手したのだが、CDのジャケット(右)は野暮ったく損をしている。LPのジャケットはかなり楽曲の印象が違う。
ワーグナー:舞台神聖祝典劇「パルジファル」~第3幕の音楽(ストコフスキー編)
歌劇「ワルキューレ」~ヴォータンの別れ(ストコフスキー編)
歌劇「ワルキューレ」~魔の炎の音楽(ストコフスキー編)
L.ストコフスキー指揮ヒューストンso. 1959
by yoshisugimoto
| 2022-02-18 07:42
| クラシック音楽CD
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