ハイドンの『五度』
2022年 01月 31日
オールドファンは作品76のハイドンのエルディーディ弦楽四重奏曲は50年代のウィーン・コンツェルトハウス四重奏団がベストだという。たとえば中野雄氏などはガイドブックで絶賛している。それで入手してみたのだが(下)、ビクターの国内盤は音は古いうえにきつく聴こえる。他の団体のほうがいい。
当方が気に入ったのは80年代のエーデル四重奏団(上)だ。骨太で恰幅のいいサウンド。経験的に言えるのは、〇〇四重奏団は絶品だ、という話は半分に割り引いて聞いておくのがよさそうだ、ということ。一に曲目、二に録音、演奏はその次くらいで、曲目と録音が良ければとくに問題なく聴けてしまうのが弦楽四重奏曲というものだと思っている。
by yoshisugimoto
| 2022-01-31 14:59
| クラシック音楽CD
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