ペルゴレージ/スターバト・マーテル/フランコ・カラッチオーロ指揮
2021年 12月 07日

実は制作エリック・スミス、録音ケネス・ウィルキンソンのデッカ黄金時代(1964)の音源なのだ。スター指揮者・メジャーオケは基本的に古楽は演奏しないので、このような人選になったと思われる。今ではこの曲はペリオド・オケで演奏するが、この録音は現代オケで演奏している。これがノスタルジックでいいのだ。アナログ的な温かい弦の音で癒される。デッカ録音でも滅多にない音。ペリオド・オケ(シモーネ盤)も手元にあるが、もっと圭角の立った怜悧な音で、デッカ黄金時代の魅力には敵わない。
輸入盤(下)・国内盤(上)といろいろなジャケットで出ているが、ボッティチェリの名画『 死せるキリスト以上の嘆き』をつかった国内盤ジャケットが個人的に一番しっくりくる。
ペルゴレージ スターバト・マーテル(悲しみの聖母)
フランコ・カラッチオーロ(指揮)
ユーディス・ラスキン(ソプラノ)、モーリン・レハーン(コントラルト)
ナポリ・ロッシーニ管弦楽団
by yoshisugimoto
| 2021-12-07 07:20
| クラシック音楽CD
|
Comments(0)