アンセルメのモーツァルティアーナ
2021年 12月 02日

アンセルメなら何でも聴いてみたいと思うほうだが、チャイコフスキーの管弦楽組曲4番は手元になかった(3番ならある)。いろいろ探してみたが、輸入盤も国内盤も廃盤で中古も売り切れか高価。気長に出物を待つしかないが、これはいつになるかわからない。やや割高だが海外サイトからダウンロードできるのを見つけて、無事に落とせた。ダウンロードはまだまだ割高だ。やはり中古CDのリッピングが割安。図書館のCDなら買う必要すらない。
すでにレスピーギのロッシーニアーナは手元にあるので、これでオリジナルLPが再現できたことになる。ちょうどジグソーパズルのワンピースがはまった感じで、気持ちがいい。録音はいかにもアンセルメの音という感じ。ドラティの録音もいいが、こちらはさらに魅力的。ヴァイオリンのソロをルッジェーロ・リッチが担当しているのも聴きどころだ。モーツァルティアーナ(1966年録音)もロッシニアーナ(1967年録音)もCDでは脈絡ないカップリングで詰め込まれていて、鑑賞意欲など起きようもないが、こうした形で再編成すると実に愛すべき音源に一変する。アンセルメの音源として後期のもので、ファンとしては外せない。
by yoshisugimoto
| 2021-12-02 07:50
| クラシック音楽CD
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