バラードとブルースの夜
2021年 11月 19日

若き日のマッコイ・タイナーがインパルスに残したリーダー作は6枚あるということだ。当方はうち3枚持っている。どれも秀作なのだが、一番寛げるのは1963年に録音した「バラードとブルースの夜」だ。スタンダード曲を演奏したアルバムだが、この作品に限ってはどことなくオスカー・ピーターソンに似ている感じもする。
昔、初めてこのCDを聴いたときは、ぱっとしない録音だなが第一印象だったが、今聴くとどうだ!ドラムスが小気味よく効いた痛快な好録音。さすがはRVG録音というべきか。ドラムスはレックス・ハンフリーズというとりあえず名前だけは知っているドラマーなのだが、実に巧い。同じ音源なのにここまで印象が違うのは、当方の装置もだいぶ良くなったのだなあと思う。

1. Satin Doll
2. We’ll Be Together Again
3. ‘Round Midnight
4. For Heaven’s Sake
5. Star Eyes
6. Blue Monk
7. Groove Waltz
8. Days Of Wine And Roses
McCoy Tyner (p)
Steve Davis (b)
Lex Humphries (ds)
Recorded 1963
by yoshisugimoto
| 2021-11-19 07:06
| ジャズ
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