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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ラッシュ・ライフ / ジョン・コルトレーン

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コルトレーンは「シーツ・オブ・サウンド」、つまり音まみれの楽曲演奏で有名な奏者だが、「シーツ・オブ・サウンド」には辟易する人も多い。小生もそのひとり。インパルス盤の「バラード」が好き、という人はだいたい「シーツ・オブ・サウンド」は苦手な人ではないか。そして、プレステージ時代の発展途上のコルトレーンが好きな人でもある。

プレステージ時代のコルトレーンはマイルス・デービスのマラソン・セッションを含めて名盤ぞろいだが、「ラッシュ・ライフ」は地味な音源。3種類のセッションを編集した音源だが、冒頭の3曲はピアノレスのトリオ演奏で、コルトレーンの他の音源にはないもの。音は少なめで、「バラード」が好きな人は例外なく喜びそうだ。ラッシュ・ライフというのは「豊潤な人生」が直訳だが、「恋多き人生」「アルコール漬けの人生」の意味らしい。スタンダードの楽曲はだいたいそんなところ。ビリー・ストレイホーンの曲。「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」でも演奏している。

1957/58年のモノラル録音。プレステージはブルーノートに比べてステレオ録音の導入が遅かったようだ。

Track listing

"Like Someone in Love" (Jimmy Van Heusen) – 5:00
"I Love You" (Cole Porter) – 5:33
"Trane's Slow Blues" (Coltrane) – 6:05
"Lush Life" (Billy Strayhorn) – 14:00
"I Hear a Rhapsody" (Jack Baker, George Fragos, Dick Gasparre) – 6:01

Personnel

Tracks 1-3
John Coltrane – tenor saxophone
Earl May – bass
Art Taylor – drums

Tracks 4-5
John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Paul Chambers – bass
Donald Byrd – trumpet (track 4)
Louis Hayes – drums (track 4)
Albert Heath – drums (track 5)

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by yoshisugimoto | 2021-08-11 08:02 | クラシック音楽CD | Comments(0)