ラモー:6つのコンセール モーリス・エウィット
2021年 06月 27日
モーリス・エウィットはカペー四重奏団の第二ヴァイオリンだった人。後年自らの四重奏団や室内管弦楽団でLP初期まで録音を遺している。そのあたりは西条卓夫氏の解説(下)も参照されたい。この音源は同氏が推薦しているから買ったもの。オリジナルはディスコフィル・フランセ(左)。以前カスカヴィルからCDで再発されていた(右)。1952年の録音だが、驚くほど高貴流麗な曲で、録音も優秀。現在はピリオド楽器の録音がいろいろ出ていると思われるが、LP初期の現代楽器の録音なのでここまでの懐かしさがあるのだと思う。入手した当初はこの音源の価値にピンと来なかったが、装置が改善してからは全く印象が異なり、繰り返し聴くようになった。香り立つような格調高さを感じる素晴らしい音源だと思う。
VEL 3092(2CD)
ラモー: (1)6つのコンセール (2)「優雅なインドの国々」より
by yoshisugimoto
| 2021-06-27 21:15
| クラシック音楽CD
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