『ノートルダムのせむし男』
2021年 05月 27日
ジョルジュ・オーリックはクラシック・ジャンルの作曲家としては有名というほどではない。しかし、映画音楽の大家で、『美女と野獣』(1946年)、『赤い風車(ムーラン・ルージュ)』(1952年)、『ローマの休日』(1953年)といった有名作品が目白押しだ。作風はわかりやすいのだが、一聴オーリックだ、と認識できる特徴をまだ掴めていない。小生の聴きこみが足らないからかもしれないが、メロディーメーカーというほどではない感じがする。
ナクソス系のマルコ・ポーロから、『歴史は女で作られる』(邦題、1956年)・『ノートルダムのせむし男』(邦題、1956年)の映画音楽が出ている。サントラ盤ではなく、現代オーケストラで再演したもので、音もいい。ジャケットは『歴史は女で作られる』の画像なので(上)、これで『ノートルダムのせむし男』を聴いても感じが出ない。PCオーディオでは分割して、別途ネットで探してきた画像を添えた(下)。主演のジーナ・ロロブリジダは90歳を超えてまだ存命しておられる。マリリン・モンローが今でも生きているという感覚だろうか。凄いことである。
by yoshisugimoto
| 2021-05-27 09:09
| クラシック音楽CD
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