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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

熊野古道大辺路

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熊野古道歩きは海沿いの大辺路が最後に残った。熊野古道でも一番人気がなく、マイナーなルートになる。宿も少なく、たいていが釣り客のための素泊り民宿のようだ。実際に歩いてみて感じたのは、海沿いの道なので、修験道的な峻厳さは後退し、ずいぶんのどかな感じだということ。もちろん山道にも入るし、石を敷き詰めた古道は共通である。マイナーなルートでも十分整備されているし、海岸→山道→人里→・・・と目まぐるしく変わるためスリル満点で退屈しない。どの古道が一番好きかと問われれば、案外大辺路だと思ったほどである。今回は4日で踏破する予定だったが、初日が大荒れの天候で土砂降り。歩くのはあきらめて、バスで宿入りした。2か目の行程からスタートした。カットした行程はいずれ行き直すことになる。

4月30日(金)
紀伊富田駅前から富田坂に入る。よく整備された世界遺産に相応しいルートだ。富田坂から次の仏坂に入るのに「安居(あご)の渡し」というのがあり、渡し船で日置川を越えるのだが、3日前までに予約が必要。今回予約なしで行って日置川沿いの迂回路に回ったが、これがドン引きする悪路で、あちこち崩落している。「安居の渡し」を一応正規ルートにしておかないと、世界遺産どころではないのが実情だと思った。仏坂を抜ければ、周参見町に出る。時間が止まったような田舎町だ。当初の予定では見老津→江住と進むつもりだったが、迂回路で時間を取り過ぎた。電車で江住の宿に向かう。海に面した素敵な部屋だった。周参見・江住間も次回歩くこととする。

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5月1日(日)
3日目は江住からスタート。一時海岸を歩く必要があるのだが、これも予想外の悪路でまたドン引きした。とはいえ、その外はよく整備されており、標識も親切に設置されている。当方のプラニングミスで、半日で次の宿に着いてしまいそうなので、串本海中公園に寄って時間をつぶした。折からの天候不順で、午後から天気が大きく崩れ、落雷を伴う嵐になったので、プラニングミスが案外と怪我の功名だった。


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5月2日(月)
4日目は朝4時半に出立、何としても完走して青岸渡寺で朱印をもらう意気込みで歩いた。ざっくりと言うと、海岸沿いの国道42号に着かず離れずで進んで浦神峠→駿田峠と抜ければ、那智駅前の補陀落山寺に出る。海岸→山道→人里→・・・とめまぐるしく入れ替わるスリル満点のルートで、道を間違えたこともあったが、自力で抜け出せなければ土地の人に訊いたりして、ゴールに辿りついた。今回は全行程踏破とはいかなかったので、近いうちに行き直すつもりだ。


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by yoshisugimoto | 2021-05-03 05:33 | その他 | Comments(0)