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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ムラヴィンスキーのブル7

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ムラヴィンスキーのブル7は1967年のライブ。余白はドン・ジョヴァンニ序曲。この音源は同じ組み合わせでグレート・コンダクターズ・シリーズの「ムラヴィンスキー」の一枚目にも入っている。モノラル録音なのはさすがに共産圏だったから仕方がない。今まで敬遠してきたのだが、スピーカー・ケーブルを替えたのでなんとか鑑賞に堪える音になった。演奏の素晴らしさは随所に聴き取れる。日本あたりで録音していたら超名盤になったと思われる音源。

ムラヴィンスキーのモノラル録音は一聴やせた感じの音で、素っ気ない印象を受ける。うまく鳴らすには分割振動が少ないことと低域が豊かなことが条件になる。再生装置のハードルは高い。しかし、上手く鳴るようになればそれなりに楽しめる。素っ気なさがかえって好ましく感じるようになるわけだ。こうなると間違いなく装置のグレードが上がったといっていいだろう。

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by yoshisugimoto | 2021-04-27 08:06 | クラシック音楽CD | Comments(0)