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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

シベリウスの「ペレアスとメリザンド」

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「ペレアスとメリザンド」はフォーレ・ドビュッシー・シェーンベルグなどいろいろな作曲家の作品があるが、シベリウスのものは8曲の管弦楽組曲。曲順も作曲の過程で入れ替えたらしいので、ストーリーを追いかけずに音楽として楽しむのが正解。曲の長さは30分弱で交響曲・管弦楽曲集とカップリングで出ている。ちょっと聴くとネクラな感じの曲なので当初敬遠していたのだが、だんだん聴きなれるとそうでもない。とくに7曲目の「間奏曲」は明るく快活な曲で、ネクラと一括りにするのは適当ではない。シベリウスの管弦楽曲はメロディー・メーカーとしてのシベリウスを実感できる。

コリンズの録音は8曲から後半の5曲を抜粋したもの。5曲だとより気軽に聴けるし、気分も変わる。モノラル時代のデッカの好録音が楽しめる音源だ。

Commented by 杉ちゃん at 2021-05-21 22:14
シベリウスはオペラには関心を示さず作品は「塔の姫君」一つだけですが、劇音楽には
素晴らしい作品が多いですね。
「ペレアスとメリザンド」もその一つですが、9曲からなる堂々たる作品です。
コリンズは、歌を伴う第5曲「3人の盲姉妹」を除く8曲の後半部分を選んで演奏して
ますが好セレクトだと思います。ロンドン響との演奏は交響曲全集共々私のベスト盤で
す。DECCAの録音はモノラルながら「えっ、1950年代の録音?」と驚くほど良い音で
すわ。
Commented by yoshisugimoto at 2021-05-22 22:19
さすがはシベ通の杉本さん、お詳しいですね。
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by yoshisugimoto | 2021-04-21 07:55 | クラシック音楽CD | Comments(2)