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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

家具調バックロード・ホーン

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ステレオ誌2021年2月号に生形氏の家具調バックロード・ホーンの製作記事が載っていた。ほうほう、と思ったのはその形だ。我が家のD102改(下)とよく似ている。同じではないが共通点は多い。おそらく我が家のスピーカーと音も似ているのではないかと思う。ご本人は作ってみたら気に入ったので自分で使い始めた、と書かれているが、この気持ちはよく理解できる。思った以上にイケルのだ。バックロード・ホーンの鳴りっぷりはもともとメーカー製にはないものだ。

オーディオ・マニアならふつうスワンをつくる。中空にユニットが来ると、音場感を最良にできるからだ。しかし、D102の方式でも音場感は悪くない。無限大バッフルを4象限に分けると、D102の方式はバッフル効果が1/4になるということ。3/4は空いており、これが結構健闘できる理由ではないかと思う。

スワンの方式だと他のスピーカーと同居するためには横に並べるしかない。横に並べるとどのスピーカーにも悪影響が出る。しかし、D102の方式だと置台に使えるので、悪影響も最小限にとどまる。スワンよりD102のほうが実用的で具合がいい。いろいろスピーカーを使ってみたいマニアにとってはスペース・ファクターも大切なポイントということ。フルレンジだけでは分割振動が多く、オーディオは完結しない。

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by yoshisugimoto | 2021-03-31 09:55 | オーディオ | Comments(0)