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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『危険な関係』のサウンドトラックのモンク演奏

『危険な関係』のサウンドトラックのモンク演奏_b0109511_21222742.jpg
1959年の仏映画『危険な関係』のサントラ盤として手に入るのは、ブレーキーの演奏のみだ。モンクが演奏したサウンドトラックは映画の中だけで使われ、レコード化されなかった。当時、精神状態が不安定で、(もともとモンクは躁鬱の精神病を持っている。これはベートーヴェンと同じで、躁状態の時にはインスピレーションがほとばしり、天才の本領を発揮する)どうなるかはっきりしなかったモンクを不安視した制作側がバルネ・ウィランをフィーチャーして企画を練り直し、安全策として準備していたジョーダンの曲とブレイキーのグループの演奏が、結果として脚光を浴びたというわけだ。

ところが2017年になって、お蔵入りしていたモンクの音源が発掘され発売された。当時リバーサイドに吹き込んでいたのと同じ曲を演奏しているので、目新しいものはない。CD2枚のアルバムだが、すでに入手困難でプレミアがついている。CDを買ったら3000円以上する。ネットでダウンロード音源がないか探したところ、以下のサイトからflacがタダでダウンロードできた。


変換かけるともちろんwav.になる。ただしフリーだとダウンロードは1日1回に限定されるので、次回のダウンロードは24時間おく必要がある。このサイトは期限切れ音源主体で結構なコンテンツがフリーで入手できるようだ。

●『Les Liaisons Dangereuses 1960』

[CD1]
1. Rhythm
2. Crepuscule with Nellie
3. Six in One
4. Well, You Needn’t
5. Pannonica (solo)
6. Pannonica (solo)
7. Pannonica (quartet)
8. Ba
9. Light Blue
10. By and By (We’ll Understand It Better By and By)

[CD2]
1. Rhythm
2. Crepuscule with Nellie (take 1)
3. Pannonica (45 master)
4. Light Blue (45 master)
5. Well, You Needn’t (unedited)
6. Light Blue (making of)

[演奏]
Thelonious Monk – piano
Charlie Rouse – tenor saxophone
Barney Wilen – tenor saxophone
Sam Jones – bass
Art Taylor – drums

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by yoshisugimoto | 2021-02-16 21:49 | ジャズ | Comments(0)