プルチネッラ組曲
2021年 01月 19日

プルチネッラというのはイタリアの即興劇コメディア・デラルテのストック・キャラクターで道化師(下)のこと。これがイギリスではパンチと呼ばれ、日本のポンチ絵の語源となる。ペルゴレージにプルチネッラに基づいた作品(実際は他の作曲家らしい)があって、ロシア・バレー団のディアギレフがストラヴィンスキーに編曲を依頼してできあがったのがバレー音楽プルチネッラ。初演はアンセルメだった。このバレー音楽から歌を除いた管弦楽組曲やヴァイオリン(チェロ)とピアノに編曲したイタリア組曲もある。
この曲は全曲も組曲も初演者アンセルメの録音があり、決定盤。新しいところでは小沢さんと水戸室内管弦楽団の組曲が録音も優秀でよく聴く。水戸室内管弦楽団はサイトウ・キネン管のジュニア版で、色付けやクセのない日本人らしいサウンドだ。
ストラヴィンスキー: バレエ組曲「プルチネルラ」/ ラヴェル:「クープランの墓」他
小澤征爾 (指揮)/水戸室内管弦楽団
1996年10月 水戸でのライヴ録音
by yoshisugimoto
| 2021-01-19 09:14
| クラシック音楽CD
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