
過日モンスターケーブルのM1という極太SPケーブル(型落ち)を入手、これが手持ちのスピーカー、KEFのQ350とマッチしてうまくいった。聴き惚れる音になったわけだ。その直後に同じモンスターケーブルのNMCが2.5mペアで1000円と格安で出品されているのを見つけた。NMCといえばふた昔ほど前の定番製品で、メーター定価1000円で売られていた。使ったことはある。キャブタイヤのようには低音は出ないが、高音はマイルド。雑誌には「図太い音」と批評されていたのを覚えている。バイワイヤの高音用に良さそうだ。拙宅のファイン・オーディオF-500は高音部がホーンで、単線を使うと音がクリアになりすぎ、ウーファーとのつながりが良くない。NMCならいいのではないか。そう考えたわけだ。結果、競合なく送料込みで1500円ほどで落札した。
早速つないでみると狙い通りの音が出てうまくいった。ケーブルでずいぶん音の出方が変わるものだ。小生はクラシックの弦がうまく鳴ることが絶対条件。しかし、ジャズ・オンリーの人ならこんななまくらな音はダメだ、と言うだろう。そのあたり好き好きなのだが、自分の好みに忠実なのが一番だ。いかに雑誌で評価が高くても、好みに合わないものは合わない。それを我慢して使うことはない。
単線のスピーカーケーブルの再生音は鮮明でスピード感に優れるが、レンジは狭い。鮮明な音がいいに決まっていると思われるかもしれないが、音楽は空気の層を伝わって響くので、ほどほどに鮮明さが後退した音なのだ。単線は鮮明な音だが、ハードでシャープ、聴き疲れするので個人的には苦手である。単線は細ければ高音域が繊細に再生され空間表現や解像度に優れるが、低音域は少ない。太くなると音像厚く豊かな低音域が再生されるが、高音域は少なく空間表現や解像度感は落ちる。導体線径と再生周波数帯域の関係は経験的に例外はないようだ。
撚線は素線径の再生周波数特性を備えたまま、本数が増えるに従って低音域が増して音像が厚くなるが、本数が増えるほど鮮明さは減衰する。どの程度太い撚線を使うかはバランスと感性、つまり好みの問題だ。小生の好みといえば、スピーカーケーブルには太目の撚線を使いたい。このあたり他人がとやかく言おうと自分流は通させてもらう。NMCはその意味では当方の嗜好に合ったケーブルと言えそうだ。バイワイヤの低音域は5.5スケのキャブタイヤなので、バランス的にも価格的にも(笑)マッチしていると思う。
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