コッペリア全曲
2020年 09月 10日


「2枚組みで1959年という古いもの。解説には1971年になっているから、プレスは、その頃かもしれない。1950年代、60年代のアンセルメには定評があるが、これもそのひとつ。ショルティの”指環”なんかもそうだが、初期のステレオ録音には、最近になってようやく真価を発揮し始めたというものが少なくない。つまり、当時の再生システムに対しては極度にオーバークオリティだったということである。曲と演奏については今更説明の要はないので省略。録音はアンセルメらしい鮮烈で壮大なもの。レンジが広く、ややハイ上がりだが情報量が極めて大、歪み感も少なく、音像も小さく定位鮮明、音場も広い。ホールエコーも少なめだがちゃんと入っている。優秀録音盤。」
実際の録音は1957年のようだ。もちろん現代の音ではないが、キングレコードの保有する原盤はアナログっぽい音でたいへんよろしい。こういう音源が手に入るから図書館の音源漁りはやめられない。
by yoshisugimoto
| 2020-09-10 22:30
| クラシック音楽CD
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