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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

グレン・グールド

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グレン・グールドの演奏はどれもが異端で、いわゆるどこかで聴いたような演奏ではない。ノン・レガート奏法でペダルはあまり使わずポコポコという音で音楽を紡ぐのだが、これまた飛び切りのテクニシャンでもある。モーツァルトのソナタなんかは新鮮そのもの、グールドしかなしえない演奏だ。20世紀の天才演奏家の一人であることは間違いない。

レパートリーも偏っている。バッハ・モーツァルト・ベートーヴェンか然らずんば現代モノかという傾向があるが、ロマン派の録音がないわけでもない。基本ドイツの作曲家をレパートリーとする。フランスの作曲家の録音はゼロではないが、ないに等しい。たとえばラヴェルはラ・ヴァルスだけだ。このあたり天才ならではのポリシーがあったのだろう。

なお録音から鼻歌が聴こえるのが、グールドの演奏の特徴だ。本人は鼻歌を演奏に不可分のものとして終生続けたそうだ。これを耳障りだ、黙って演奏しろ、と書いてあるレビューを見たことがある。あんた、キース・ジャレットとかバッド・パウエルとか聴いたことがあるんか、と言いたい。どちらも鼻歌どころが「奇声」だ。グールドの鼻歌なんぞかわいいもの。何がイカンのかわからない。

Commented by magnifika-2 at 2020-08-14 14:37
「グレングールド ライヴ イン トロント」のベートーヴェンコンチェルトNO.5もこの世のものとは思えない素晴らしさですね。
グールド、私にとっても特別です!

全投稿ではグルミオーを2回にわたり投稿くださってありがとうございました。
Commented by yoshisugimoto at 2020-08-14 15:09
グールドの録音はどれも素晴らしいのですが、まだまだ十分分かって聴いているわけではない感じがします。あれこれ語るのは僭越ですね(笑)
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by yoshisugimoto | 2020-08-14 13:47 | クラシック音楽CD | Comments(2)