「ベイシー」読本
2020年 07月 19日

「ベイシー」は50周年を迎えたとのこと。菅原さんはジャズ喫茶の店主として最も成功した方だろう。日本全国からベイシー詣のお客が来る。毎日お客の反応を見ながらLPをかけるのが基本的な日常なので、地味なライフワークではある。オーディオは自宅で好きな曲を好きに聴いている当方にはちょっとマネはできそうにない。
決して貶すつもりはないのだが、「ベイシー」の音は極めて普通の音で、自宅でならフルレンジとサブウーファーがあれば簡単に出せる。ただ自宅の装置を仮に「ベイシー」に持ち込んでも同じ音にはならない。あれはあの空間で大音量を出すために特化したもので、そこに言うに言われぬ長年のノウハウがある。ただ、50周年を迎えて菅原氏のあとを誰か継ぐのか、一代で終わるのか懸念されるところだ。是非今後とも続くことを期待したいところではある。
本の内容はそう目新しいものはないが、「ベイシー」でかける定番LPは参考になる。半数以上当方も持っているが、しばらく聴いていないものもあり、また聴き直してみたい。そうしたきっかけになるなら3000円の出費は悪くない(笑)
by yoshisugimoto
| 2020-07-19 16:13
| オーディオ
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