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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

時代は点音源

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JBLに4350というスーパースピーカーがあった。小生の学生時代、70年代のハナシだ。もし、ジャズ喫茶ベイシーみたいなところで、生と同じ音量のビッグバンドジャズを再生するというなら、このスピーカーはいまでもアリだ。しかし、一般家庭で使うなら、おおよそ相応しくない代物だろう。音源ユニットが分散しているうえ、バッフルが大きいので、ステレオ定位が最悪だからだ。

一般家庭ではそんなに音量を出せないから、小音量でホログラムのように音場が再生できたほうがいい。つまりバッフルの幅が狭い点音源スピーカーがいいわけだ。無指向性がベストだが、すべての人がジャーマン・フィジックスやタイムドメインに共感できるわけではない。そこで従来型のフルレンジもしくはコアキシャルということになる。市販品は既に多くがコアキシャル・ユニットを採用している。

マルチ・マイク録音は多くのマイクの音を最終的に2chにまとめた仮想的なものだ。点音源スピーカーで再生した音は正確な再生ではない。しかし、吊りマイクで収録したライブ音源は点音源SPで再生すると、音場感が良好だ。正確な再生に「近くなる」からだと思われる。無指向性SPだと音場感は最高である。いずれにしても点音源SPで究極の音質はなかなか難しいが、今では結構なレベルまで来ている。

いまでもマルチチャンネルアンプで4350みたいな面再生をしている人は少ないながらいる。つまり、音場再生より音質の向上を優先しているわけだ。直接音主体のジャズならそれもありだと思う。ホールの間接音が重要な意味を持つクラシックなら賛成する理由がない。
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by yoshisugimoto | 2020-07-12 13:14 | オーディオ | Comments(0)