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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

最新デジタルリマスターはそんなにいいのか

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以前は「最新デジタルリマスター」と銘打って発売されたCDを有難がったものである。しかし、今なら意識的になるべく避ける。下手すると劣化したアナログマスターの音をデジタルでいじり倒した音源である可能性があるからだ。一聴くっきりした音に聴こえるが、聴き疲れするきつい音だったということが結構ある。これに対して中古盤で入手できるOJC(オリジナル・ジャズ・クラシックス)には「AAD」と表示されている音源が結構ある。

「AAD」はLP時代に録音されたアナログ音源で、LPと同じ内容をCDにした過渡期に多かったパターンである。 「ADD」は、これもLP時代にアナログ方式で録音されたものを、改めてデジタル方式でリマスタリングして、デジタル方式のマスターを作成し、CDを製造したものをいう。

どちらがいいのか。個人的な意見としては「AAD」である。アナログマスターの状態が比較的良かったCDの黎明期のマスタリングということだからだ。「AAD」の音は自然で聴き疲れしないことが多い。「AAD」の表記にニンマリするというのがマニアとしての正しい態度であると思っている。とにかくRVGリマスターは苦手なのだ。
Commented by 杉ちゃん at 2020-08-08 19:46
オーディオに熱中してた頃は、DDD録音じゃダメだと思っていたが
今じゃAADのナチュラルサウンドの方が好き!
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by yoshisugimoto | 2020-06-21 17:43 | オーディオ | Comments(1)