ブルーノートVSプレステージ
2020年 06月 21日

これに対し、プレステージの書かれようはいつも対照的だ。創業者兼プロデューサーのボブ・ワインストックはビジネスだけの男だった、ミュージシャンは使い捨てで金払いも良くなかった、レーベルとしてのポリシーが感じられない、ジャケットはやっつけ仕事で、いいかげんなものも多い・・・確かにその通りなのだが、最終的に残った録音自体は決してブルーノートに優るとも引けをとるものではない。
ポリシーがいい加減なのが幸いして、いろいろな音源がそろっているので、ブルーノート的マンネリ感がかえってない。たしかにジャケットはやっつけ仕事だが、秀逸なものもある。またやっつけ仕事が一概に悪かったとも言い難い。「うんこ(座り)のマイルス」(下中右)みたいな個性的なジャケットもあるわけだ。
プレステージ7000番代(PRLP7001~7099)の一覧があるが、眺めただけで負けず劣らずの名盤揃いなのが実感できる。発売時期もブルーノートの1500番代に若干先行し、すべてモノラルのようだ。数えてみたが、当方の手持ちの音源はこの4割弱といったところ。こっちもリッピングデータにカタログナンバーをふって管理することにしよう。


by yoshisugimoto
| 2020-06-21 15:15
| ジャズ
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