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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ブルーノートVSプレステージ

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ブルーノート・レーベルおよび創業者兼プロデューサーのアルフレッド・ライオンには賞賛の記述しか見当たらない。いつもミュージシャンの味方で、発掘・育成に尽力し、金払いも良かった。ジャケットがアート感覚にあふれ思わずジャケ買いしたくなる、いったものだ。実のところレコードの音質はクセが強くイマイチではあるのだが。

これに対し、プレステージの書かれようはいつも対照的だ。創業者兼プロデューサーのボブ・ワインストックはビジネスだけの男だった、ミュージシャンは使い捨てで金払いも良くなかった、レーベルとしてのポリシーが感じられない、ジャケットはやっつけ仕事で、いいかげんなものも多い・・・確かにその通りなのだが、最終的に残った録音自体は決してブルーノートに優るとも引けをとるものではない。

ポリシーがいい加減なのが幸いして、いろいろな音源がそろっているので、ブルーノート的マンネリ感がかえってない。たしかにジャケットはやっつけ仕事だが、秀逸なものもある。またやっつけ仕事が一概に悪かったとも言い難い。「うんこ(座り)のマイルス」(下中右)みたいな個性的なジャケットもあるわけだ。

プレステージ7000番代(PRLP7001~7099)の一覧があるが、眺めただけで負けず劣らずの名盤揃いなのが実感できる。発売時期もブルーノートの1500番代に若干先行し、すべてモノラルのようだ。数えてみたが、当方の手持ちの音源はこの4割弱といったところ。こっちもリッピングデータにカタログナンバーをふって管理することにしよう。
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by yoshisugimoto | 2020-06-21 15:15 | ジャズ | Comments(0)