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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第13番

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《弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調》は6楽章からなる。初演時は終楽章に『大フーガ』が置かれ、50分を越える作品だったそうな。ベートーヴェンの交響曲は当時としては破格に長大だったが、後年ブルックナーやマーラーが長大さでは凌ぐことになる。しかし、弦楽四重奏曲はいまもってベートーヴェンが最も長大ではないだろうか。

この曲の終楽章に置かれたフーガは大変難解で、初演後にも評価が二分した。結局ベートーヴェンは、周囲の助言や出版社からの要請もあって『大フーガ』を切り離し、これとは別の、もっと軽快で小型の終楽章を新たに書き直して出版した。改作前の終楽章は独立してして出版されている。現代では『大フーガ』も再評価され、ベートーヴェンの当初の意図通りこのフーガを本来の形で終楽章として演奏したり、あるいは新旧のフィナーレを両方取り上げるといった演奏・録音もよく行われている。バリリQの録音は1952年だが、両方収録されている。

昔から弦楽四重奏は録音が古くても楽しめるものとされてきた。モノラル期のテープ録音なら何の問題もない。ただし、装置は全域でトランジェントの良いことが大切。38cmウーファーのJBLモニターなんかは最低のマッチング。高能率フルレンジと相性がいい。

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by yoshisugimoto | 2020-06-02 08:02 | クラシック音楽CD | Comments(0)