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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

マーラー 歌曲集「少年の魔法の角笛」

マーラー 歌曲集「少年の魔法の角笛」_b0109511_17133451.jpg● マーラー:歌曲集『子供の不思議な角笛』
1. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 歩哨の夜の歌
2. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より この歌 こしらえたの だあれ
3. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 運の悪い時の慰めっこ
4. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 起床喇叭
5. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 美しく喇叭の鳴り響くところ
6. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より この世の生活
7. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 塔に囚われ迫害うけるものの歌
8. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 少年鼓笛兵
9. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 魚に説教するパドゥヴァの聖アントーニウス
10. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より ラインの伝説
11. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 骨折り損のくたびれ儲け
12. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より 始源の光
13. 歌曲集「少年の魔法の角笛」より お高い良識 自慢する歌
クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)
ワルター・ベリー(バリトン)
レナード・バーンスタイン(ピアノ)
1968年


マーラー 歌曲集「少年の魔法の角笛」_b0109511_17135687.jpg● マーラー:歌曲集『子供の不思議な角笛』
1. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 歩哨の夜の歌
2. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 この歌をこしらえたのは だあれ
3. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 少年鼓笛兵
4. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 ラインの伝説
5. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 塔に囚われ迫害をうけるものの歌
6. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 始源の光
7. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 起床ラッパ
8. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 魚に説教するパドゥヴァの聖アントーニウス
9. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 骨折り損のくたびれ儲け
10. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 美しくラッパの鳴り響くところ
11. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 お高い良識 自慢する歌
12. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 この世の生活 
13. 歌曲集「少年の魔法の角笛」 運の悪いときの慰めっこ
クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)
ワルター・ベリー(バリトン)
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
1967年

マーラーの歌曲集「少年の魔法の角笛」はCDは20年ほど前にセル盤を購入したが、小生マーラーはどちらかというと苦手、加えて歌曲はあまり好まないので、ほとんど聴かずに来てしまった。CDのジャケット(下)がダサくて鑑賞意欲が湧かなかったし、手持ちのガイドブックで扱われていなかったこともある。

今回、バーンスタイン盤をたまたま図書館から借りて来てわかったことは、オケ版とピアノ版があること。しかし、オケ版の曲順が手持ちのセル盤と異なる。ピアノ版も曲順が異なる・・・あれ、交響曲で聴いたメロディーが出て来るぞ、初めて聴くな・・・となった。なにか由来があるのかと思って調べてみると、曲順は好きに演奏してよく、男女どちらが歌っても構わないし、交互に歌われることもある。交響曲に流用した歌曲は省かれることも多い、のだそうだ。つまりセル盤では省略されていたということ。一度にすべての曲が作曲されたわけでもなく、ピアノ伴奏で少しずつ作曲したものをまとめたり、オケ版に編曲したりした経緯もある。「いいかげん」というと語弊もあるが、緩いくくりの曲集なのだ。

こういう事実は単一の音源だけではわからず、いろいろ聴き比べて初めてわかるので、複数の音源を聴くのが大切、と痛感した次第。それにしては大作にして名作、いままでそういう認識も残念ながらなかった。マーラーは何だかうっとおしいし~(笑)、で片づけてきたわけだ。

ピアノ版はいかにバーンスタインがピアニストとして達者でも表現力に限界がある。オケ版と比べるとピアノが悲鳴を上げている印象がある。オケ版はルードウィヒとベリー(たしか当時夫婦だったはず)が健闘しており、これはこれで素晴らしいが、やはりセル盤のシュワルツコップとF=Dには少し及ばない感じがする。

マーラー 歌曲集「少年の魔法の角笛」_b0109511_17463188.jpg● マーラー:歌曲集『子供の不思議な角笛』
第1曲: 起床ラッパ
第2曲: うき世の暮らし
第3曲: 無駄な骨折り
第4曲: ラインの伝説
第5曲: 少年鼓手
第6曲: 歩哨の夜の歌
第7曲: この歌をひねり出したのはだれ?
第8曲: 高遠なる知性のおほめの言葉
第9曲: 魚に説教するパドヴァのアントニウス
第10曲: 塔の中の囚人の歌
第11曲: 不幸の中の慰め
第12曲: 美しいトランペットの鳴り渡るところ

エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ロンドン交響楽団
ジョージ・セル(指揮)
1969年
Commented by 杉ちゃん at 2020-06-03 10:13 x
所詮マーラーは交響作家、歌曲はボヘミアン調が強く、聴くにはドイツ語が理解できなくては
楽しめませんなぁ~(笑)
小生が聴くのは、セイゼイ、大地の歌くらいか?
Commented by yoshisugimoto at 2020-06-03 10:22
よくしたもので歌詞の訳がネットで見れます。http://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/POET/Des_Knaben_Wunderhorn.htm 仮にドイツ語わかっても難解ですが、歌詞はそういうもんです。小生は軽く解説を読んで間に合わせています。
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by yoshisugimoto | 2020-05-24 17:39 | クラシック音楽CD | Comments(2)