

左が1976年の録音、右が1964年ころの録音。ファリャだけ集めて1枚のCD(下)に入っていたが、アルバムの狙いはそれぞれ異なる。左はマリリン・ホーンの歌曲集、右はスペイン名曲集だ。1976年と言えば、バーンスタインがNYフィルから離れて久しく、ブーレーズが音楽監督をしていたころ。録音に聴く弦の音もクールだ。マリリン・ホーンは持ち前の太い声で歌っている。マリリン・ホーンはバルトリ・カサロヴァといった今日のメゾソプラノの先駆けとなった名歌手とのことである。CDでゴッタ煮を聴いても、十全に味わい尽くすことはできないので、音源はオリジナルに合わせて分割したほうがいい。
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