人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ベイヌムのマーラー4交

ベイヌムのマーラー4交_b0109511_19295025.jpg
マーラーの4番は3楽章終わりのトゥッティ、4楽章のソプラノ独唱など聴きどころが多い。トゥッティではグランカッサが轟くので、格好のオーディオチェック音源でもある。手持ちは10種を軽く超えると思う。古くはメンゲルベルク、ワルター、ステレオではバーンスタイン、クレンペラー、ライナー、セル、比較的新しいところでは、マゼール、インバル、テンシュテットといった録音が思い浮かぶ。ソプラノの名唱でいえば、クランペラー盤のシュヴァルツコップ、バーンスタイン盤のグリスト、そしてアブラヴァネル盤のタブラツを三指としたい。そのほかがダメということでは全くない。甲乙つけがたいのが正直なところだ。

もういいんじゃないかと思うが、またまたベイヌム・リッチー盤が増えてしまった。1951年録音で、お目当ては演奏よりはデッカのFFRR。期待通り、このころの録音としては極めて鮮明。鑑賞にほぼ不満はないが、さすがにグランカッサは聴こえない。マーガレット・リッチーは20世紀前半に活躍したイギリス人のソプラノということだ。今回初めて知った。
ベイヌムのマーラー4交_b0109511_20014866.jpg
ヒストリカル音源のファンとしては、モノラル初期の音源を聴くのが楽しいのだが、最新録音ばかり聴いている一般のオーディオマニアからしたら、「何を好き好んで」と思うに違いない。
名前
URL
削除用パスワード
by yoshisugimoto | 2020-04-28 19:50 | クラシック音楽CD | Comments(0)