
リヒテルの「平均律」は昔から名盤中の名盤、リヒターの「マタイ」と並ぶ扱いだ。それはよく知っているのだが、CD4枚はいかにも荷が重い。抜粋盤で十分なのだが、抜粋盤はこれまで出たことがないようだ(グールドには抜粋盤がある)。それで長年見送ってきたのだが、小生も年齢的に先があるとは言えない。そのうちと言っていると聴けないかもしれないので、全集を入手した。4枚組だが、送料込みで800円ほど、グールドの抜粋盤よりよほど安い。ジャケットも何種類も出ているが、CD仕様よりはLP仕様がやはりしっくりくる。入手したのはCD仕様(下)である。例によってリッピング後ジャケットは差し替える。

結構ロマンティックな演奏で、録音も残響が多い。そのために神々しさがある。吉田秀和氏が「一生持っていて繰り返し聴くに値する演奏」と絶賛していたそうだが、それもうなずける。少なくともグールドの抜粋盤よりは気に入った。まだまだ聴いたとは言えないが、今後の課題としよう。
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