
パレーのメンデルスゾーン・アルバム。古色蒼然としたLPジャケットだが、CDバージョンにはハイドンの「奇蹟」が詰め込まれている(下)。このCDでハイドンはとてもじゃないが鑑賞はできない。ハイドンとメンデルスゾーンは水と油、何の脈絡もない。ハイドンは、もともとはモーツァルトの「ハフナー」との組み合わせだが、こちらはCDではベートーヴェンと一緒になっている。そこでリッピングデータはすべてLPオリジナルの組み合わせに編集し直してある。
メンデルスゾーンだけに整理すると、「真夏」も「宗教改革」も極めて高水準な録音であることがわかってくる。とくに「宗教改革」は録音も演奏もベストではないかと思う。ハイドンを追い出したおかげでアルバムとして統一感が取れるし、ジャケットの背景が「森」であったこともようやく理解できる。ちょっとしたことだが、これだけで聴こえ方はまるで違うのだ。

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