
ベイヌムはメンゲルベルクの後継者となった人。芸風はメンゲルベルクのような恣意的なクセはなく、自然な中庸の演奏。愛煙家だったせいかずっと健康がすぐれず、ステレオ黎明期に早世している。モノラル末期~ステレオ黎明期の録音は個人的に興味があるため、ベイヌムの録音はめぼしいものは入手した。モノラルでだが、通俗名曲はあらかた録音している大家だ。ごく一部だがステレオ録音もある。フィリップスなので総じて録音は優秀。装置さえよければモノラルでも十分楽しめる。このブラームスの序曲集は1958年のステレオ。大学祝典序曲の冒頭のグランカッサは部屋を揺るがす。もう5年長生きしたら、ステレオ定番の名盤を量産していたと思うが、残念なことである。
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