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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

マルケヴィッチの海

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私事になるが、小生が初めてテレビでオケの演奏を見たのは、1968年の小学校4年生の時だったと記憶する。モノクロのブラウン管テレビだった。放送では指揮者を「マルケヴィッチさん」と呼んでいたようだ。1968年に来日記録があるので、そうなのだろう。ただ、この時振ったのは日フィルで、N響ではない。ひょっとすると思い違いかもしれない。当時指揮者というと「カラヤン」しか知らなかった。

マルケヴィッチは1913年生まれ。カラヤンが恐れて嫌がらせをしたという伝説の巨匠。録音はモノラル後期~ステレオ初期に集中している。つまりそれだけ早くキャリアを積んだのだが、70年代になると録音がほとんどない。楽譜の改訂などに取り組んだとのこと。モノラル録音は今となってはちょっと一般向きではない。ステレオ録音も一部には弦の音のやせたものがある。しかし、良好な音源も多く、「海」はその一例。モノラル期にはベルリン・フィルとの録音もあるが、ステレオ期はもはや無理だったようで、ラムルー管が大半。この音源はこの廉価盤のジャケットが秀逸で、音楽が聴こえてくる。

1. 海-3つの交響的スケッチ 第1曲: 海の夜明けから真昼まで
2. 海-3つの交響的スケッチ 第2曲: 波の戯れ
3. 海-3つの交響的スケッチ 第3曲: 風と海の対話
4. 神聖な舞曲と世俗的な舞曲 神聖な舞曲
5. 神聖な舞曲と世俗的な舞曲 世俗的な舞曲
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by yoshisugimoto | 2019-06-25 08:07 | クラシック音楽CD | Comments(0)