小型バックロードホーンはミニチュアの音
2019年 04月 30日


しかし、バランスよく低音が出ても、どうしてもミニチュアの再生音になる。小口径の低音では質・量とも不十分。それからの発展性には問題ありだ。本当の楽器の大きさを出そうとすると、どうしてもサブウーファー・スーパーウーファーを使うしかない。その場合、バックロードホーンの背面の低音は邪魔になる。かぶってしまうわけだ。デバイダーでカットすることになるが、カットするくらいなら、バックロードホーンという方式を選んだことが間違いだったということになる。
むしろ小型の低音だら下がりのバスレフをつくって、サブウーファーにつないだほうが具合がいい。バスレフのダクトで低音を効かせようとは考えず、息抜き穴として確保する。こうすれば、かぶらずうまくサブウーファーともつながる。
なお、市販のサブウーファーは音が重いので、小口径フルレンジとはうまくつながらない。少し大きめの口径のフルレンジ、例えば10cmなら16cm程度をサブウーファーとするのがよいと思う。10mH程度のコイル1個でうまくつながる。市販のサブウーファーはローエンドのみを補強するスーパー・ウーファーとして使うなら何とかなる。
大型のバックロード・ホーンは十分楽器の大きさが出るので、問題はないのだが、箱が大きくなるし、部屋もある程度の広さが必要となってくる。ローエンドのみを補強すればいいが、スピード感が合った市販のスーパーウーファーはそうそうない。ASW・DRWはいずれも箱が大きくなる。それに大型バックロードホーンは中高音の繊細感やステージ感は小口径に劣る。大型バックロード・ホーンを使うなら、添い遂げる覚悟が必要だ。いろいろ小口径フルレンジを買って楽しみたい人には向かない。
by yoshisugimoto
| 2019-04-30 15:32
| クラシック音楽CD
|
Comments(0)


