ライナーのラストレコーディング
2019年 04月 17日
廉価盤だった究極の名盤のひとつが、ライナーのラストレコーディング、ハイドンの101番と95番だ。1963年録音。名演にして名録音とされてきたが、個人的にはそれほどピンと来なかった。今聴いても、オケの低音は混濁しているように聴こえるし、ハイドンにしてはシンフォニックに過ぎる演奏のように聴こえる。しかし、当時は時間があったから繰り返しきいたものである。おかげで95番という比較的珍しい曲に親しむこととなった。
CDになって88番も加えて再発されている。ラストレコーディングということもあってライナー・ファンなら必携の1枚だが、なぜか今までリビング・ステレオでは出ていないようだ。
ハイドン
・交響曲第88番ト長調『V字』
シカゴ交響楽団
フリッツ・ライナー(指揮)
録音:1960年2月(ステレオ)
・交響曲第95番ハ短調
フリッツ・ライナー交響楽団
フリッツ・ライナー(指揮)
録音:1963年9月(ステレオ)
・交響曲第101番ニ長調『時計』
フリッツ・ライナー交響楽団
フリッツ・ライナー(指揮)
録音:1963年9月(ステレオ)
by yoshisugimoto
| 2019-04-17 06:55
| クラシック音楽CD
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