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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

新レファレンス機にQ350

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SX-V7が出て行ったのはつい先日のこと。比較的背の低いフロア型なので、他のSPの置き台も兼ねていた。ないと地べた置きになる。そこでさっそく次のレファレンス機を物色することになった。ちゃんとしたメーカー製レファレンス機を持たないで自作スピーカーを聴いている人もいるが感心しない。トンデモサウンドを出さないにしても、完成度の低い自作機を自賛している人が大半だからだ。やっぱりレファレンス機は必要だ。

今回目を付けたのはKEFのQ350という同軸2ウェイ。クロスは2500Hz。各誌でベストバイになっている初心者向け商品。昔でいったらSX-3みたいな位置づけで、学生でも十分買える。ステレオで6万円しない。ハイエンドマニアが聞いたら鼻で笑うに違いない。長年SX-V7だった小生に対して、「恥ずかしくない高級機を持たないと、ハイエンドマニアとお付き合いできないよ」と忠告?してくださった方もいたぐらいである。でもレビューを読んで行けそうと確信した。試聴はしない。使ってみないとホントのところはわからない。

ブックシェルフなので、スタンドは必要。これは少し高級感のあるアコリバ製RSS-501をヤフオクで入手した。高さは495mmである。こちらは消費税・送料込みで3万円ちょっとだった。20年くらい前の商品で発売当時は78000円したようだ。かなりお買い得だったかもしれない。
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さて、届いたQ350だが、今まで入手したどの市販品よりもよくできている。SX-V7も凌駕している。本格3ウェイはミッドレンジにローパス・ハイパスが二重に噛むので、鮮度はイマイチなところがある。ハイパスのみの2ウェイのほうが鮮度が高いので有利だ。極めて自然な中高音。低音も軽く、張っている。同軸2ウェイなので、音像もピシリと決まる。今のテクノロジーは20年前のSX-V7と比べてやはり進化しているようだ。Q350は自作ASWとのつながりが極めて良好だ。SX-V7ほど低音が伸びていないだけ、カブリが感じられない。ASW込みで十分ハイエンドサウンドを実現できていると感じる。

ローエンドモデルなのに決して侮れない。少なくともうちの6畳にはこれで十分だと思う。ただし、仕上げは樹脂製のツキ板で、さすがにチープな感じもある。でも貧乏性の当方には合っているように思える。「一見高そう、実は安い」というのが当方の琴線に触れる価値観だからだ。
Commented by 京都人 at 2018-06-24 09:46
絵描きの価値はその人の使っている絵筆の価格で決まるものではありません。100円の筆であっても名人の腕にかかれば見事な絵が出来上がることも多いです。現に昔の画家の多くは貧乏のどん底でキャンバスも買えないので自分の描いた絵を白く塗って消してその上から新たな絵を描いたりしていたようです。勿論高級な絵筆など使えるはずもありません。そうして生み出された絵が何百年経った今でも多くの人達を感動させています。
スピーカーはあくまで一つの道具に過ぎません。それをどう使っていくかということが大切です。
Commented by 日日薬 at 2018-06-24 09:53
このたびはご災難でした。
すぐ行動されるところが素晴らしいです。
Commented by yoshisugimoto at 2018-06-24 10:15
ありがとうございます。残ったスピーカーは置き台もなく、すぐにでも行動しないと立ちどころ困るというのが理由です。地震も怖いので、高価なスピーカーはごめんだ、というもありました。当方マンション9階で、地震のときはそれなりに揺れますT_Tマンションの管理人さんも高層階ほど被害が大きかったと言ってました。
Commented by yoshisugimoto at 2018-06-24 12:41
> スピーカーはあくまで一つの道具に過ぎません。それをどう使っていくかということが大切です。
これは仰せの通りです。「恥ずかしくない高級機を持たないと、ハイエンドマニアとお付き合いできないよ」と忠告?してくださった方とはその後お付き合いをしていません。そういうお付き合いはかなわんというのが本音です。その方の自宅にもお邪魔したことがありますが、私に言わせれば大した音は出てませんでした。
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by yoshisugimoto | 2018-06-24 00:57 | オーディオ | Comments(4)