
クロシェはパリ生まれで、エドウィン・フィッシャーの弟子。現在はニューヨークで教師となっている女流ピアニスト。この音源は市場には出ることはなく、クロシェ自身の公式サイトでの通信販売のみとなっていたが、それをMUSIC & ARTSが一般向けに販売したもの。これをYoutubeからダウンロードした。

実は平均律クラヴィーア曲集を全曲で入手するのはこれが初めて。グールドの抜粋盤は手元にあるが、BGM風に聴き流すにはあざとく感じる演奏だった。こちらはBGMとして聴き流せるが、この曲はそういうアプローチが適切だ。音と対決するようでは疲れてしまう。BGMとして聴いて初めて無伴奏ヴァイオリン・ソナタや無伴奏チェロ・ソナタに比肩する作品だと理解できた。
音はいいに越したことはないが、Youtubeで十分。師匠のフィッシャーの録音はSPだが、こちらはデジタル。鑑賞に何の問題もない。演奏は流麗と言えばいいだろうか。
平均律クラヴィーア曲集
第1巻 BWV846‐BWV869
第2巻 BWV870‐BWV893
エヴリーヌ・クロシェ ピアノ
録音:2000年9月、アメリカ芸術文学アカデミー、ニューヨーク
米MUSIC & ARTS (輸入盤 CD-1180)
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