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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

サブウーファーをFF125WKからFF165WKへグレードアップ

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BK165WK(下)BK125WK(上)
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旧BK125WK
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6か月前にBK125WKに入ったFF125WKをペアで20,000円で入手、それをF120Aのサブウーファーとして使ってきた。F120Aの低音を補強することで、今やこれまでメインスピーカーだったビクターのSX-V7を音質的に凌駕している。とくにネットワークを通らない高品位フルレンジになじむと、ネットワークの入ったSPは聴き劣りする。とはいうものの、どうもスケール感が足らない。スケール感では20㎝ウーファーのSX-V7にはどうしても敵わなかった。

先日BK165WKに入ったFF165WKがペアで27,000円で出品されているのを偶然見つけた。少々無理をすれば置ける。そこで思い切って入手、交換することにした。低音はバランス的に出すぎるかもしれない。しかし、一関のベイシーの音を聴いたら、低音は出すぎるくらいでちょうどいいと意を強くした次第。たぶん、違和感はないだろう。

交換してみると、予想に反して低音は軽くなり、スケール感がぐんと向上した。低音の出過ぎを心配したのだが、ちょうどいい感じ。12cmのユニットの低音と16cmのユニットの低音とでは、12cmが軽くて16cmのほうが重いと思っていたが、聴感はむしろ逆である。12cmのユニットで低音を補強すると、低音は重めで音にまったり感がある。これは12cmのユニットのほうが空振りがより多く発生するからではないだろうか。8cmのFE83Enから絶対にハイスピードの低音が出ないのはもっと盛大に空振りが発生するためと思われる。

BK125WKとFF125WKのペアが買値の20000円で売れたとすれば、送料を入れても差し引き1万円ほどで、このグレードアップが実現したことになる。そう考えるとたいへん割のいい投資だ。

昔は16cmや20cmのフルレンジにツィーターを足したものだった。しかし、今は12cm以下の小口径フルレンジに16cmや20cmのフルレンジをウーファーとして足したほうがよい。中高音の品位は小口径フルレンジのほうが優れている。この場合、ツィーターは不要だ。ただし、小口径フルレンジをスルーで使うので、このやり方は広い部屋には向かない。6畳向き。点音源なので6畳では経験的に無類の強みを発揮する。

BK165WKとFF165WKで低音を補強(10mHのコイルでローパス)したF120Aは不動のエースに変身した。加えて我が家ではFd=30Hzの長岡式ASWを加えている。市販のスピーカーにはそうそう負ける気がしない。SX-V7はたまに鳴らすだけになりそうだが、スピーカー置台としても機能する優れものだ。長年、レファレンスとして使ってきたし、今後ともレファレンスとして使うつもりである。
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by yoshisugimoto | 2017-12-21 23:22 | オーディオ | Comments(0)