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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

行ってきました、一関のベイシー

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珍しく盛岡に出張が入った。こういう機会はめったにない。まよわず世界遺産の平泉と一関のベイシーを訪問、積年の懸案であったベイシー詣でを果たした。

音は?一言で言えば、ピラミッドバランス。LPなので低音は結構ユルい。375と075なので、シンバルはもっと芯があるかと思ったら、これが思いのほか優しい音。弦楽器を再生してもうまく鳴りそう。これが僭越ながら我が家と同じバランスなのだ。実によく似ている。ベイシーの音を6畳にサイズダウンしたら我が家の音になる。ベイシーの音をほめるのは、我が家の音を自賛しているような変な気持ちである。これは全く予想外の展開と言うしかない。

ベイシーの装置自体に特別なものはない。コンポーネントはどれも40年前にすでにあった製品だ。組み合わせ方や鳴らし方がうまいのに尽きる。ある程度の能力があるコンポーネントであれば、そこから先は組み合わせ方や鳴らし方次第、という見本と言えそうだ。加えて、ベイシーの音源はすべてLP。こちらも40年前で停止している。アナログの限界はベイシーに行けばわかる。いい音なのだが、CDよりいい、という意見には与しない。LPにはLPの良さがあるのだが、CDにはLPにない良さがあると思う。

音量はジャズ喫茶として適切と感じた。大音量と聞いていたが、耳をおおうような音では決してない。都合3時間弱居坐ったが、全く聴き疲れは感じなかった。ビール1缶とオツマミで1200円。これで3時間も粘ったのだから、パートのウェイトレスさんの給料の足しにはならなかったに違いない(笑)客の回転は良くないので、ジャズ喫茶の経営は楽ではないはず。赤字が出なければ御の字ではないだろうか。

ベイシーはタバコの煙が香る、昔ながらのジャズ喫茶だ。といって小生がいた時間帯で、客で吸っている人は見当たらず。店主の菅原さんが独り率先して吸い続けているのだが、体にいいことはないでしょうね。
Commented by 日日薬 at 2017-12-12 11:00 x
自分も先月念願かなってベイシーへ行きましたが、同じ感想を持ちました。あいにく店内に喫煙者が多く、退散せざるを得ませんでした。
Commented by yoshisugimoto at 2017-12-12 12:34
私のときは菅原さんだけが吸ってましたが、タバコは困りますね~。
Commented by 杉ちゃん at 2017-12-13 10:08 x
喫煙OKなのはJazz喫茶に似合うからでしょうか?、神戸のJazz喫茶&ライブハウスは全席禁煙ですね。
Commented by yoshisugimoto at 2017-12-13 11:06
昭和志向か平成志向かの差でしょうね。ノスタルジーも売りにするとなると、タバコも必需品か?
Commented by 杉ちゃん at 2017-12-13 22:10 x
>昭和志向か平成志向かの差でしょうね。
上手く言い得てますね~笑、
昭和生まれのyoshisugimotoさんはどちらがお好きですか?
Commented by yoshisugimoto at 2017-12-14 06:27
昭和はいいですが、煙草はいけません(笑)
Commented by 令和 at 2021-04-02 20:10 x
禁煙にしないなんて、時代に乗らないのがJAZZとでも言いたいのでしょうか?
Commented by yoshisugimoto at 2021-04-06 09:39
ハードバップの時代のジャズマンはみんな吸ってましたからね。当時のジャズマンはみんな短命でした。
Commented by 大石良雄 おおいしよしたか  at 2021-04-24 15:44 x
拝啓 サイトヘッド(SH)様にはよろしくお願いいたします。18歳から二十歳までプロのピアノ弾き&音響エンジニアだった自分は主にクラシックでしたが、あるトリガーで日本人女性のジャズが好きになり特に「国府弘子様」等が大好きです。海外本家は興味関心が無いのですが、かつて歌声喫茶でピアノ弾きしていた当時から今日まで「ジャズ喫茶」には行きました。名曲喫茶は既に無かった時代でしたね。当時のジャズ喫茶はとにかく親父がうるさくて「芸術家気取り」が臭かった。確かにAuはそれなりのグレードでしたが音ばかりデカかったと。今でも時々本業エンジニアリングの出張途中「それらしい茶店」見つけると立ち寄ったりはしますが、、、どうも自分のS県周辺は?が多い。それはAuが大半CDでLPがほとんど無い。Auもまぁ大したものでも無く自慢にもならないもので、そもそも親父が若く熱が無い様な。聞けばもっと都会で商売したいが仕方なく云々。時間も不定期でもはやプロの仕事では無く道楽の延長なのかと。売りの珈琲等も確かに自家焙煎の値段も高かったが自分には特に違いは解らなかった。好きな作家「高橋勝彦さんは自著で、茶店には時間を買いに行くのだから珈琲はブレンドしか頼まない」と。同感です。最後にAuにたばこ等厳禁で、タバコ臭するAuは絶対に高く売れません。敬具
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by yoshisugimoto | 2017-12-11 22:53 | オーディオ | Comments(9)