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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

共鳴管スピーカー

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福知山にお住まいのTさんのお宅を訪問して、共鳴管スピーカーを聴かせていただいた。DAYTON AUDIOのPS180-8という16㎝の高能率ユニットを搭載。30Hzまで出るとのことだが、管の長さは280cmくらいだろうか。わずかにトーンコントロールでブーストされているようだ。
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出てくる音は一味も二味も違う。背圧のかからない伸び伸びしたDレンジの大きい音。とくに繊細微妙なホールトーンの再生が秀逸で、こういう音は市販のメーカー製では聴けない。それからすると我が家のは市販品にある音である。場所があったら、当方も手に入れたいが、何せ巨大な箱で、商品にはならない。こういう共鳴管スピーカーこそ自作の意義があるのだと考える。普通のバスレフではメーカー製には敵わない。

それにしてもDAYTONのユニットはいい。フォステクスのFEシリーズは軽い音だが、やっぱり若干色がつく。それからすると実に素直な音である。16㎝フルレンジ一発ということもあって、実物大のピアノの再生とかは無理と思う。普通の6畳間で使うスピーカーである。

最後に一点。このスピーカーを使うなら断捨離のマインドも必要だ。スピーカーをあれこれ置いてつなぎ変えて楽しみたいという人には向かない。部屋にこのスピーカーを入れたら他のスピーカーは置いているだけになってしまう。
Commented by 杉ちゃん at 2017-06-05 10:46 x
田中さんは、共鳴型SPの製造・販売として知る人ぞ知る方ですね、漆仕上げが美しいですが、これもまた
音が良くなるからだと言ってました。アメリカの広い家に最適なシステムだと思います。
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by yoshisugimoto | 2017-05-21 19:17 | オーディオ | Comments(1)