ハチャトリアンとウィーン・フィル
2016年 10月 01日
ハチャトリアンは1962年にウィーン・フィルに客演し、LP2枚を録音している。それがこれだ。

CD1枚では以上をカバーしきれないし、2枚では余白を生じる。そこで、部分的に削ったり、他とカップリングしたりして発売されている。録音場所はソフィエンザール、プロデューサーはカルショーではなく、エリック・スミスである。


さて、当時のウィーン・フィルはボスコフスキーの時代だが、そうそうロシア人指揮者の言うことなどきかなかったに違いない(笑)自分たちの流儀で演奏したと想像されるが、それも好結果をもたらしており、ハチャトリアンには珍しい「洗練」が聴かれる。またデッカの録音も優秀だ。結果、他のハチャトリアンの録音と一味違った好ましいできばえである。
一方、後年にハチャトリアンがソ連オケと録音したものは、土俗的爆演で、オケの音色も土俗的なら、メロディア録音も土俗的(笑)なので、美的感覚においてずいぶん劣るように感じる。ウィーン・フィルの演奏はやはりいい。




さて、当時のウィーン・フィルはボスコフスキーの時代だが、そうそうロシア人指揮者の言うことなどきかなかったに違いない(笑)自分たちの流儀で演奏したと想像されるが、それも好結果をもたらしており、ハチャトリアンには珍しい「洗練」が聴かれる。またデッカの録音も優秀だ。結果、他のハチャトリアンの録音と一味違った好ましいできばえである。
一方、後年にハチャトリアンがソ連オケと録音したものは、土俗的爆演で、オケの音色も土俗的なら、メロディア録音も土俗的(笑)なので、美的感覚においてずいぶん劣るように感じる。ウィーン・フィルの演奏はやはりいい。
by yoshisugimoto
| 2016-10-01 16:11
| クラシック音楽CD
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