
ティボーは20世紀前半に活躍したヴァイオリンの大家で、1953年飛行機事故で亡くなっている。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第6番は現在ではモーツァルトの偽作とされるが、結構な名曲。これをティボーが入れたのが1925年。なんと大正14年なのだ。
以前オーパス蔵盤を入手したが、ノイズだらけでお話にならない音だった。世間ではオーパス蔵の復刻は評価が高いが、あまりいいと思ったことはない。私はCEDARでノイズを取った音のほうを好む。それでEMI盤を買い直した。

こちらはとても1925年の録音とは思えない。SP録音がVnソロと弦楽オケという構成にうまくマッチしている。Vnも弦楽オケもダイナミクスは大きくなく、音の破綻が少ないので、この年代としては奇跡の録音と言っても過言ではない。ティボーを聴くのに何の不足もない。
とにかく買いなおして良かった。ヴァイオリン・ファンはぜひ入手すべき録音であると思う。
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