イル・トロヴァトーレ(吟遊詩人)
2015年 10月 13日
2幕冒頭の鍛冶場の音楽は有名だ。トロヴァトーレだったんだ、と納得した。「アンヴィル・コーラス」と言うのだそうだ。トロヴァトーレは吟遊詩人のことだが、ジャーマン・フィジックスのドライバーの名前にもなっている。
学生オペラではヴェルディはやらないが、悲劇の表現はやはり学生向きではないといえる。個人的に悲劇は見ても心が晴れないので好きではない。そのため、なかば勉強のつもりで見ていたが、やはり終盤の4幕になったら引き込まれる。
指揮はカラヤンで、コーラス・オケはウィーン国立歌劇場合唱団&管弦楽団。カラヤンのオペラ映像は初めて見たが、やはり颯爽としている。作品もカラヤンに合っていて、そうそう他の指揮者が太刀打ちできるとも思えない。
これで一応ストーリーは理解できたから、映像はもういい。あとはCDのハイライト盤などで楽しむとしよう。
ヴェルディ:歌劇≪イル・トロヴァトーレ≫[DVD]
●キャスト
ルーナ伯爵:ピエロ・カップッチッリ
レオノーラ:ライナ・カバイヴァンスカ
アズチェーナ:フィオレンツァ・コッソット
マンリーコ:プラシド・ドミンゴ
フェランド:ヨセ・ファン・ダム
演出&指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ウィーン国立歌劇場合唱団&管弦楽団
(1978年5月1日ウィーン国立歌劇場ライヴ収録)
by yoshisugimoto
| 2015-10-13 16:35
| クラシック音楽CD
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