オイゲン・キケロ
2015年 08月 05日
オイゲン・キケロは最近聞かない名前だが、70年代はオーディオ・チェック用のソースとしてよくかかっていた。クラシックをジャズで演奏するはしりの演奏家で、最初のロココ・ジャズが出たのは1965年、なんと今から50年も前なのである。
聴いた印象は、ピアノは高音主体、低音はベースに任されており、ピアノは低音に踏み込まない。そのあたり、エロル・ガーナーあたりと全然違う。ペースはピックアップでかなり誇張されたバランスで入っている。芸術というよりはエンターテイメント性が強く、難しいことは言わずに楽しめばいいと思う。9曲目に橘高校吹奏学部でお馴染みの「リバーサイド」がはいっているのはごきげんだ。
オスカー・ピーターソンと比べるのは野暮なハナシと思うが、テクニックは遜色ない。しかし、どちらが自分の音楽を持っているか、といえばやはりピーターソンが圧倒的だと思う。
ロココ・ジャズII
オイゲン・キケロ
曲目リスト
1. キラキラ星変奏曲
2. 組曲第4番よりサラバンド
3. 幻想曲ニ短調
4. 幻想曲ハ短調
5. トッカータとフーガ ニ短調
6. ラメント~ロココ・ジャズII
7. 春へのあこがれ~ロココ・ジャズII
8. ディヴェルティメント ニ長調よりメヌエット
9. ダウン・バイ・ザ・リバーサイド(アメリカ民謡)
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如月
at 2015-08-05 19:27
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懐かしい名前です。キース・ジャレツトとかチック・コリアの、さきがけになったような人ですね。同じ頃、アンソニー・ニューマンという人もいたような。
バッハの曲を幾つか弾いてました。
バッハの曲を幾つか弾いてました。
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yoshisugimoto at 2015-08-05 20:07
アンソニー・ニューマンといえば、このCDでは伴奏指揮をしていて、おおっと思ったものです。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HMPQ
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杉ちゃん
at 2015-08-07 20:22
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オイゲンキケロのバッハはよく聴きましたねぇ~♪
Sugimotoさん言うように、エンターテイメント的な演奏で
しかも、バッハでしょう、ジャズ仲間からは「ありゃジャズじゃない!」
と言われましたね、私はクラ専門でしたので、ジャズでクラが聴けるのが
新鮮でした。そうそう、私が好きなヴィヴァルディをジャズ化したJルーシュ
トリオも聴き込みましたね。
Sugimotoさん言うように、エンターテイメント的な演奏で
しかも、バッハでしょう、ジャズ仲間からは「ありゃジャズじゃない!」
と言われましたね、私はクラ専門でしたので、ジャズでクラが聴けるのが
新鮮でした。そうそう、私が好きなヴィヴァルディをジャズ化したJルーシュ
トリオも聴き込みましたね。
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yoshisugimoto at 2015-08-08 22:14
テクニックは凄いですが、ピアノの音色はクレイダーマンですね。
by yoshisugimoto
| 2015-08-05 13:13
| ジャズ
|
Comments(4)