人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

井上卓也著作集 (SS選書)

井上卓也著作集 (SS選書)_b0109511_19252425.jpg
先月に出たステサン誌のムック。今回も大阪市立図書館で借りてきた。借りたのは私が一番乗りである。表紙は今はないボザークのB310-Aだ。井上氏は自分のリスニングルームや使っている機器を公表しない評論家だったが、40年前はそうではなかったようで、1976年時点での自宅リスニングルームの写真が掲載されていた。
井上卓也著作集 (SS選書)_b0109511_19301069.jpg
アップライトピアノの両側に巨大スピーカーボックスが鎮座する。ボザークは昔々、店頭で聴いたことがある。オールコーンなので、透けて見えるような音ではなく、若干ヴェールを被った感じだったが、それはそれで味わいもあった。しかし、その巨大なバッフルに加えておよそステージ感とは無縁の面配置。時代を感じるが、割り切ればこれで良かったのかもしれない。今となってはバッフルの大きなスピーカーは流行らない。
井上卓也著作集 (SS選書)_b0109511_19444817.jpg
同じく掲載されていた井上氏の写真。たいへん耳のいい方で、機器の違いを即座に聴き分けたということである。

なお、本ムックは個人的に読みどころは少なかった。使いこなしテクニックも今となっては古い。私は借りて読めば十分である。
Commented by Sugimoto at 2015-05-06 09:05 x
以前、貴殿宅にお伺いした、B&W802使いの杉本です。
ステサンの評論家諸氏の高齢化・訃報が酷いですね、菅野さんなど如何しておられるか?
Commented by yoshisugimoto at 2015-05-06 12:21
おお、杉本さん、お久しぶり。拙宅もだいぶ装置が変わりました。またお越しくださいませ~。
Commented by 杉本  at 2015-05-20 01:08 x
どうもです。拙宅の装置は相変わらずですが、ちょこちょこ
手を入れて、性能維持に努めております。
先週も耳のリフレッシュを兼ねて、こうべ祭りのストリート
JAZZフェスティバルに行って来ました。
Commented by いしい at 2022-08-29 17:47 x
高校生の頃に1976年に発行されたステレオサウンドを初めて買い、その特集の中でこの井上卓也氏のリスニングルームが出てきました。
この時は主ライターは黒田恭一さんで、サポートが井上卓也さんが勤めておられていて、菅野沖彦氏、岩崎千明氏、瀬川冬樹氏、柳沢功力氏、山中敬三氏、長嶋達夫氏宅を訪問するという特集でした。
1976年と終生同じところに住まわれていたのは菅野沖彦氏、長嶋達夫氏、あとは岩崎千明氏でした。
岩崎千明氏はこの取材のあと程なくして逝去されてしまいました。
また、この中でまだご存命な方は柳沢さんだけになりましたね
Commented by yoshisugimoto at 2022-08-29 20:44
みなさん、オーディオ評論家の第一世代ですね。
名前
URL
削除用パスワード
by yoshisugimoto | 2015-04-24 19:44 | オーディオ | Comments(5)