MR. CLARINET / ミスター・クラリネット
2015年 02月 16日

私見だが、クラリネットは低音が出ないのが原因だと思う。低音が出ない楽器でのソロは物足りない。ドルフィーはバスクラを吹くとアルトサックスのときより存在感があったが、バスクラは低音が出る。
フルートもモダンジャズではメジャーになれないが、これも低音が出ないからだろう。
じゃぁ、トランペットはどうなんよ、と言われると答えに窮する。こちらは昔からの花形楽器だ。木管楽器に関しては、低音がでないとダメ、と理屈をつけておこう。木管楽器で高音しか出なければ、トランペットにはとうてい太刀打ちできない、すなわちソロ楽器としての存在意義が低い、ということにならないか。
ソプラノ・サックスも低音が出ないがゆえにメジャーになれていない。
この録音はクラリネットでパーカーに迫ったものだが、立派と言えば立派、違和感あるといえばある。しかし、ドラムスはブレーキーで、ピアノはケニー・ドリューである。悪かろうはずがない。
ちなみにデフランコは2014年まで存命され、91歳で亡くなられたということである。
Mr Clarinet
Buddy Defranco (バディ デフランコ)
01. バディーズ・ブルース (MONO)
02. フェルディナンド (MONO)
03. イット・クッド・ハプン・トゥ・ミー (MONO)
04. ニューヨークの秋 (MONO)
05. レフト・フィールド (MONO)
06. ショー・アイズ (MONO)
07. バット・ノット・フォー・ミー (MONO)
08. ベース・オン・ボールズ (MONO)
by yoshisugimoto
| 2015-02-16 10:33
| ジャズ
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