ミュンシュのスコットランド

スコットランドはクレンペラーのスローテンポもいいが、ハイスピードで駆け抜ける演奏もいい。それがミュンシュ盤である。私はミュンシュのファンで主だった録音はだいたい持っている。とにかく、この躍動感がミュンシュの大指揮者たるゆえんである。録音の音質もこなれている。

今の時代、これがあったら他は要らないというのは、了見が狭い。クレンペラーもいいがミュンシュもいい、と芸術を許容する幅は広く持ったほうが人生豊かだ。ミュンシュ盤はあの西条卓夫氏も推薦しておられる。推薦文のスキャンも貼っておく。メンデルスゾーン : 交響曲第3番「スコットランド」&第4番「イタリア」
演奏: ボストン交響楽団
指揮: ミュンシュ(シャルル)
作曲: メンデルスゾーン

1. 交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」(Andant)
2. 交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」(Vivace)
3. 交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」(Adagio)
4. 交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」(Allegro)
5. 交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」(Allegro)
6. 交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」(Andante)
7. 交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」(Con moto)
8. 交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」(Saltarell)