ハーレムか一夫一婦か
2015年 01月 04日
ハイエンドの気の多いオーディオマニアのリスニングルームはしばしばハーレムに喩えられる。上がイメージ画像だが、美女がオーディオの名器に変わったと思えばいいだろう。経済力が前提になることも共通している。具体的には有名な趣味の獄道のサイトをチェックされたい。
だが、ハーレムと一夫一婦制とどちらが幸福か、と考えてみるとこれは一概に言えない。ハーレムは一見いいように思えるが、オーディオ機器をとっかえひっかえしていたのでは、オーディオ装置のクォリティの維持が精一杯で、実は目的とする音楽体験が薄まる傾向があると思う。人間持ち時間は有限なのだ。
第一、オーディオ機器はスイッチ・オンで即ベスト・コンディションになることはありえない。少なくと2~3時間のランニングが必要だ。ランニングのスイッチを入れて回るだけでけっこうな手間である。当然消して回るのも同じ手間だ。そのあたり考えると、あまり多くの機器を持つのはどうかと思う。
すでに配偶者がいるのなら、美人は見て楽しむのが案外一番幸せなのかもしれない。自分の持ち物にするとたいへんだ。オーディオも同じだと思う。音楽と向き合う道具としては、基本1システムあればいい。機器が増えたところで、あまりいいことはないのである。人それぞれだが、これは私の感想だ。
ヤフオクではたまにかっとなるような出物がある。でもウィンドーショッピングにとどめている。しかし、買い手がついているところ見ると、ハーレム志向の人が少なからずいるように思う。ケーブルくらいならあまり実害はないが、実際に買い出すとえらいことになる。第一置く場所がない。
ヤフオクのウィンドーショッピングがたまに息抜きになっている私だが、ま、健全な状態なのだろう。
by yoshisugimoto
| 2015-01-04 11:19
| オーディオ
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