人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ヘンゼルとグレーテル

ヘンゼルとグレーテル_b0109511_5151934.jpg
フンパーディンクという作曲家がいる。ヘンゼルとグレーテルという歌劇のみで有名だ。我が家にはクレンペラーが演奏した序曲他のCDはあって、そのメロディーは知っている程度だった。

大阪交響楽団が名曲コンサートで演るので、行ってきた。行く前はあまり気乗りがしない曲目だと思ったが、実際は珍しいオペラ三幕が演奏会形式で聴くことができて、終わったときは大満足だった。

オペラというとまず全部といっていいほど男女の恋物語である。その多くが悲劇。例外的にベートーヴェンのフィデリオというのがあるが、これとて夫婦愛の物語だ。そこへいくと、ヘンゼルとグレーテルはなんとグリム童話のオペラなのだ。これは画期的なことであると思う。たとえれば蒸気機関でつくった飛行機みたいなものである。

これで結構な名作なのだから、凄いと思う。神を感謝して称えるストーリーなので、クリスマスオペラなんだそうだが、最後が児童合唱で締めくくられるのはちょっと感動ものである。こどもが出てくると、どんな主役でもかすんでしまうものだが、このオペラの最後はこどもが大挙出てきて大団円を迎える。盛り上がらないわけがない。

オペラのCDも早速調べてみたが、ショルティのエロクエンス盤が送込み400円ほどだったので、迷わず買った。海外からの発送になるが、年内には届くだろう。
名前
URL
削除用パスワード
by yoshisugimoto | 2014-12-08 05:12 | クラシック音楽CD | Comments(0)