ヘンゼルとグレーテル
2014年 12月 08日

大阪交響楽団が名曲コンサートで演るので、行ってきた。行く前はあまり気乗りがしない曲目だと思ったが、実際は珍しいオペラ三幕が演奏会形式で聴くことができて、終わったときは大満足だった。
オペラというとまず全部といっていいほど男女の恋物語である。その多くが悲劇。例外的にベートーヴェンのフィデリオというのがあるが、これとて夫婦愛の物語だ。そこへいくと、ヘンゼルとグレーテルはなんとグリム童話のオペラなのだ。これは画期的なことであると思う。たとえれば蒸気機関でつくった飛行機みたいなものである。
これで結構な名作なのだから、凄いと思う。神を感謝して称えるストーリーなので、クリスマスオペラなんだそうだが、最後が児童合唱で締めくくられるのはちょっと感動ものである。こどもが出てくると、どんな主役でもかすんでしまうものだが、このオペラの最後はこどもが大挙出てきて大団円を迎える。盛り上がらないわけがない。
オペラのCDも早速調べてみたが、ショルティのエロクエンス盤が送込み400円ほどだったので、迷わず買った。海外からの発送になるが、年内には届くだろう。
by yoshisugimoto
| 2014-12-08 05:12
| クラシック音楽CD
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