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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

audio-technica 光デジタルケーブル AT-DV91D/0.7

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光ケーブルに出力するFPGAのFMチューナーの音がどうもデジタル臭い。我が家のDACは同軸ケーブル入力では決してデジタル臭い音は出さない。これは光デジタルケーブルが良くないと直感した。現用品は日本橋のパーツ屋で買ったバルク品(中国製)である。

しかし、どの光デジタルケーブルがよいかわからない。そこでアマゾンのレビューをじっくり読んでみた。下記レビューの下線部が購入の判断材料となった。私の欲しいのは落ち着いたアナログっぽい音である。

光デジタルケーブルを変えても音は良くならないと思っていたのですが、かなり変わりました。
音の密度が増して柔らかく、滑らかになります。高音がきんきんせず、低音も若干でるようになります。

 プラスチックファイバーが光の乱反射を抑えてるらしいです。材質が一般のものと違うので変化は
当たり前かもしれません。「生きもの係り」のノスタルジアの高音がかすれずに綺麗に聞こえるように
なりました。モニターヘッドホンを使うと変化が顕著に出ます。

 アップサンプリングで低音や高音を強調している人に、特にお勧めです。




以前、iPod用ケーブルで、GOLD LINK FineとDVD LINKを入手して比較しましたら、GOLD LINK Fineの高性能と非常にクリアーな音質に驚く一方で、DVD LINKのソフトで豊かな音楽性に感動した記憶があります。

今回、オーディオテクニカのヘッドホンアンプAT-HA26D用にDVD LINK光デジタルケーブルを入手しましたところ、やはり音楽性が高く、音に実体感があって、深々と響きます。安心感のあるオーディオテクニカの音作りが生きています。もう十分なレベルです。

ここで少し欲が出て、ケーブル専門のネット販売会社からドイツ製のAcousitic-Fun's German State-of-the-Art Multi-Fiber光ケーブル9800円を入手し、比べてみましたら、音は非常に軽やか、滑らかで透明度が上がりましたが、深みと厚みが後退して、高域が少し強くなりました。このドイツ製の方が高性能のようですが、オーディオテクニカの本品の方がずっと落ち着いていて聴きやすいです。

本品は安定感抜群ですが、どこかまとまり過ぎで発展性が望めないかもしれません。一方で、ドイツのは少し調整してやらないと聴きづらいですが、まだまだ先があるのを感じさせてくれます。この辺り、迷いますが、オーディオの面白い所です。



ドイツ製のAcousitic-Fun's German State-of-the-Art Multi-Fiber光ケーブル9800円というのはプロケーブルで売られているこの商品である。プロケーブルの推奨する音はイマイチ自分の嗜好に合わないとかねてから感じている。完全にくせがなくフラットなどと喧伝しているが、私に言わせると腰高で、低音の出ない音である。
audio-technica 光デジタルケーブル AT-DV91D/0.7_b0109511_1785979.gif
一方、オーディオ・テクニカは以前、普及版の激安デジタルケーブルを買って大正解だったので、ピンと来た次第である。

交換した結果、狙い通りアナログっぽい音が出て、大満足である。日本橋のパーツ屋で買ったバルク品はやっぱりパチものだった。

このテクニカの製品は3500円ほどした。私が買おうと思える上限の価格である。この製品が、ヤフオクで800円で出ているのを後で発見した。ただしすでに入札ありで、いくらで落札できるだろうか。ま、今回は少々高かったが十分満足である。

光デジタルケーブルは万単位の高額製品も出ているが、自分の好みと違ったときは悲惨である。あくまでも直感だが、こうした高額商品よりはテクニカのケーブルのほうが自分に合っていると思う。かく言う私もケーブル遍歴でこれまでずいぶん授業料を払ってきた口である。
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by yoshisugimoto | 2014-12-03 17:18 | オーディオ | Comments(0)