嶋護の一枚―The BEST Sounding CD (SS選書)
2014年 07月 13日


『クラシックの名録音』のほうは2年前に読んだが、この人のご贔屓はRCAとマーキュリーだ。影響されてだいぶ買った。RCAはうなずけるが、マーキュリーはそれほどでもないと思う。
『嶋護の一枚』のほうは今回借りて来た。40枚のCDが特集されているが、そのうちの2割、8枚はすでに所有している。別に記事を読んだから買ったわけではない。それからすると結構なカバー率である。
私のCDの買い方はまず激安、格安であることだ。録音がいいから高いCDを買う、ということは以前はやっていたが、今はやらない。どんなCDにもプロデューサーとエンジニアがいて、ベストを尽くした結果がその録音だ。そうわかっていれば、激安、格安のCDでも録音自体に遜色があるわけでは決してない。
ただこうした本を頭に入れておくと、どんなCDが録音がいいか、事前に知っておくことができるので、CDを買う参考にはなる。

CDはマスタリングが変わったら良くなることもあるが、悪くなることもある、と言う意味のことが書かれていたが、これは同感だ。たとえば本OCJ盤は90年代初めに出たプレスだが、AADなのに最近のプレスと比べて遜色ないばかりか、むしろよいくらいである。
つまるところ、CDは中古で十分であるばかりか、むしろ中古のほうが面白いということになるのだ。このCDも激安で入手したが、CDは激安で古めのプレスがむしろ吉だと思っている。
by yoshisugimoto
| 2014-07-13 17:31
| オーディオ
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