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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

木管三重奏によるディヴェルティメント

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モーツァルトの「木管三重奏によるディヴェルティメント」というあまり知られていない作品だが、たいへん楽しめる。後年の弦楽三重奏によるディヴェルティメントK. 563に通じる、ちょっと鄙びた感じがまたいい。モーツァルト20歳代後半の作品ということである。

自筆譜が早い時期に失われていたため、出典不明のままであったそうだ。当初、「クラリネット2、ファゴット1」の作品とされてきたが、後年正しい形は「3本のバセット・ホルン」の作品だという説が発表された。古くから様々な組合せによる演奏が行われ、楽章の構成や調性も違い、 弦楽三重奏曲とした版(K.Anh.229a)や、ピアノ曲版もあるとのことである。作曲の動機として考えられているのは、クラリネット奏者シュタドラー兄弟などと演奏するためということである。

このCDは、以前エラート・アニヴァーサリーシリーズの再プレスとして出たもの。エラートの看板アーティストとも言うべきピエルロ、ランスロ、オンニュの三重奏で、オーボエが入っている変則版。エラートのよさが出た録音。ピエルロ、オンニュは後年パリバロックアンサンブルで一緒になる。その前触れともいうべき顔ぶれ。58年録音だが、なぜかモノラル。しかし、そんなことは一切気にならない。

モーツァルト:木管三重奏によるディヴェルティメント(再プレス) K. Anh229(K. 439b)(第1番~第5番)
ピエルロ(ピエール),ランスロ(ジャック),オンニュ(ポール)

1. ディヴェルティメント第1番変ロ長調
2. ディヴェルティメント第4番変ロ長調
3. ディヴェルティメント第5番変ロ長調
4. ディヴェルティメント第2番変ロ長調
5. ディヴェルティメント第3番変ロ長調
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by yoshisugimoto | 2014-06-16 07:37 | クラシック音楽CD | Comments(0)