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クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ [杉本良明]


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ケーブルで真空管アンプの味わいは出せる

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ケーブルのシースとは外皮のことである。

電線とは導体の上に絶縁体の被覆を施した物をいう。被覆していない物は「裸電線」と呼ばれる。ケーブルも電線の一種であるが、電線を2本以上まとめたり、より合わせたりした物にシース(外皮)を施した物である。一般的に言うと電線は機器内配線用であるが、ケーブルは機器外配線用というわけである。

経験的に、このシースの材質が音に乗るようだ。キャブタイヤケーブルはおそらく電線は同じで、異なったシースのものが売られている。もちろんシースの材質によって音は異なる。硬くて曲げにくいシースのケーブルは音もハードだ。

私の現用のケーブルは、デジタル・インターコネクト・スピーカー・電源のすべてのケーブルに分厚くて柔らかい黒塩ビのシースが使われている。すべて同じ傾向の材質だと相乗効果が出せるようだ。もっちりした柔らかい音になる。

これを混濁感と取る向きもあるだろう。しかし、それを言えば真空管アンプだって混濁感発生装置と言えないか。

結論を言おう。ケーブルのシースで真空管アンプの味わいは擬似的に出せると思う。ケーブルをうまく組み合わせれば、真空管アンプは個人的には不要と考えている。

私は、マッキントッシュのMA2275を2年使ったし、ユニゾンリサーチのハイブリッドアンプも1年半使った。真空管バッファアンプも使ってみた。その経験から言えば、真空管の味わいは柔らかくて分厚いシースのケーブルの相乗効果だけで出せる。このテーマは長い間模索してきたのだが、カナレの同軸ケーブル5C2Vをデジタルケーブルに使った時点で確信に変わった。

真空管アンプは低音のダンピングがソリッドステート・アンプに劣る。しかし、ケーブルで真空管の味が、ソリッドステートアンプで出せれば、低音も劣化しない。いいこと尽くめであると思う。
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by yoshisugimoto | 2014-05-22 18:31 | オーディオ | Comments(0)