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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

アマゾンの1円CD

CD1
・マイアベーア:歌劇『ディノラ』序曲
・ゴルトマルク:交響曲第1番『田舎の婚礼』より
・ビゼー:『美しいペルトの娘』組曲
・マスネ:組曲第7番『アルザスの風景』
CD2
・モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 K.364
・カリンニコフ:交響曲第1番ト短調
・コープランド:『エル・サロン・メヒコ』
・スーザ:忠誠
・スーザ:エル・カピタン
・スミス:星条旗(アメリカ国歌、トスカニーニ編)
 NBC交響楽団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
 録音:1938~44年(モノラル)

アマゾンでカテゴリーに「クラシック」を指定し、「価格の安い順番」で並べ替える。そうすると1円CDのリストが提示される。1円CDは送料が340円かかり、計341円で購入できる。実際はCD1枚の送料に340円もかからない。普通郵便だと180円だ。この差額の160円が業者の収入となる。つまり160円もらえるなら、手間をかけてもCDの在庫を処分したほうがトクだと業者が考えるので、1円CDが売られているわけである。

当然、オムニバス盤とか、ゴミみたいなCDが大半だが、結構なCDも混ざっていることに気が付く。コレを念入りにチェックしていると、たまに掘り出し物にあたるのだ。たとえばトスカニーニのレア音源2枚組(上記)が1円だったこともあった。録音は思いのほかよくて、狂喜乱舞であった。

あんまり古いプレスだと、マスタリングも古いので注意する必要はある。と言っても、新しいプレスがいいとは限らない。ハイ上がりでむしろ聴きにくいものもある。そう考えると、CDのプレスの新旧はほとんど気にならない。CDなんぞ中古で十分である。これは当方がCAPRICEという当代一級のDACを使っているからかもしれない。

乞食根性だと言われそうだが、1円CDあさりは楽しい。これだと10枚買っても3000円そこそこだ。最近はCDもボックス企画が増えてしまった。しかし、ボックスものは鑑賞に不便だ。たとえば10枚組の中の1枚を愛着を持って聴き込む、なんてできはしない。10枚組はあくまでデータであって、PCに落とすのも簡単だろうから、DVDか何かで1枚にしてもらえるならそのほうがいい。そんなデータ媒体まがいのボックスものを買うくらいなら、1円CDの一本釣りのほうがよほど楽しい、と私は思うのだが、いかがですか。
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by yoshisugimoto | 2013-02-11 13:35 | その他 | Comments(0)